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2008-05-17 Sat 22:33
「重力ピエロ」伊坂幸太郎
――春が二階から落ちてきた 伊坂作品の中でも人気の高い作品。 兄弟と父親の3人『血の繋がり』の話。今回、伏線仕掛けは少し大人しめで登場人物をじっくりと魅せるミステリー。父親がガンとの闘病生活のシーンは読むのが苦しかったけど、いつも通りの呆れるほど爽快なテンポ。生前の母親の言葉がいいスパイスになって主人公の言動を引き立たせ、物語での共通観念を上手に浮き彫りにしている。 クライマックスでもうひとつ爆弾を用意してるのはさすが伊坂幸太郎。 「夜は短し歩けよ乙女」 ――もはや私は彼女の後姿の世界的権威と言われる男だ。 ああ、なんと読みにくいことだ。苦手な文体で読むのに苦労してしまった。京都を舞台にしたレロトでファンタジックな世界観が常について回るラブコメ。いやラブコメではないか。先輩と後輩が交互に語り物語を進めていく。話が進むにつれお互いのズレが無くなっていくを実感できるのは中々痛快。良くも悪くも"独特の雰囲気を味わう作品"だから漫画化なり映像化なりするときは悩まされるだろうなあ。 |
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2008-03-31 Mon 00:26
僕たちは常に話の主人公だと思いがちだけど、他人の話の中では脇役にしか過ぎないんだ。
今度こそ伊坂幸太郎の伏線という魔球を見切ってやろうと意気込んでいたらサードからボールが飛んできた。 またしてもやられてしまった。伊坂作品にしては少し暗い話のようだったけど、しょせん脇役に過ぎないので割とスラスラ読めた。 現在と二年前を交互に読むことになるんだけど、主人公まったく同じ心境になってしまう「とにかく全部話してくれ!!」と。 一応ジャンルとしてはミステリなんだろうけども そういう捉え方をしなくても全然OKの面白さ。 ミステリとして読んでしまうと多少パンチの弱さはあるけども それでも謎が解けていくときの「こんな伏線が!」という 芸の細かさは伊坂作品に共通するキメの細かさ。 そしてこの人伏線の回収の仕方が見事。 綿矢りさも見習うべきだ。 と、投げやリズムのハトヤさんも言ってます。 |
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2008-03-30 Sun 00:04
関西の充実した深夜ローカル番組も構わないが、そのために全国ネットの深夜放送が遅くなるのは勘弁願いたい。内Pを放送しないABCなんてもってのほか
教科書でおなじみ、僕の読書ラッシュの火をつけた作品。 普段本を読むときは最低でも二日で読み切ってしまうのですが、これは一週間かかった。漢字が多く読みずらいし、話も重い、言葉づかいも少し古め。そりゃ集中力も持たないって。「しかし」ぐらいひらがなでもいいんじゃない? 教科書では、先生の学生時代。つまりKとお嬢さんの最後の方の話を載せているが、今回それまでの私と先生との話を読んでみると同じ結末でも違った感想をもつものだから面白い。 19になって「こころ」を読んでいるなんて恥ずかしい限りだけど、今ままで本を読んでなかったんだからしょうがない。読むしかない。これをうっかり見ちゃった10代は早く読むことをお勧めします |
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2008-03-29 Sat 10:12
第129回直木賞受賞作品 まるでリアルズッコケ三人組のよう。14歳4人の性格や家庭、悩みがしっかりとあって、ズッコケにはない恋・死・性を経験しながら大人になっていく様を描いている。 彼ら4人の姿は大人の願う子供の姿でもあるようで、本当の姿でもある。 実際、中2だったらこんな感じだろうなぁとも思うし、石田衣良(大人たち)が「こんな風に少年時代を送ってくれ」と望む形のような気がする。 ズッコケとは違い、みんな子供らしく繊細で、それでいて突っ走っていく14歳とう不思議な生き物の姿をみるとずっと見守りたくなるような気持ちにさせてくれます。 |
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2008-03-28 Fri 18:49
先生、頼みましたよ
二月に読んだものいまさら書くなんて。 新刊だけども、ソフトカバーなのは読みやすくてうれしかった。だけど1500円はやっぱ高い ドラマの方は何回か見逃しはしたものの面白かったと思う。なんといってもエンディングの鹿の群れがこちらに向かって走ってくるシーンはシュール100% 話の一つの区切りとして、剣道の試合があるのだがこの立ち回りの描写が伝わらなさ過ぎて泣ける。おまけにドラマもいまいち躍動感がなく、話で一番盛り上がるとこをもったいない使い方だったと思う。 何度も言うけど原作は先生と堀田の関係が絶妙で絶妙で しかも多部未華子の虜になってしまった。あんなに嫌いだったのになんでだろう。髪形?? ![]() |
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2008-03-19 Wed 14:49
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2008-03-19 Wed 14:26
暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。愛していながらなぜずれてしまったのか。現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く芥川賞受賞作!らしいです。
第135回芥川賞を受賞した作品。結婚から離婚に至るまでの過程を、トラックで自動販売機に商品を補充する仕事の中で同僚の女性と振り返ってみる話。 とにかく読みやすかった、読みやすくて母のお骨をお墓に入れた帰りのホテルで読み切ってしまった。伊藤たかみも離婚を経験しているらしく妙にリアルの展開だったけど、お決まりのような気もする。たぶん芥川賞をとってなかったら読んでないんじゃないんだろうか。 芥川賞講評より 村上龍 「『現代における生きにくさ』を描く小説はもううんざりだ。そんなことは小説が表現しなくても新聞の社会欄やテレビのドキュメンタリー番組で『自明のこと』として誰もが毎日目にしている」 なんか笑ってしまった。まったくその通りなのだろうけど。 引用元:琥珀色の戯言 |










